『引っ越し大名』は実話!原作(引越し大名三千里)の魅力倍増させたキャスト・ロケ地なども

『引越し大名』はもうご覧になりましたか?
おもしろい!!

実話だそうです。江戸時代ですが。
実話だときいてから観ると、一層おもしろい!!!

『引越し大名三千里』という土橋章宏さんの時代小説が原作だそうです。
風景や身なりは江戸時代のそれですが、
これって、服装を現代にして、どこかの大企業や学校を舞台にしたら「ある」よね、
と思えます。
「あるある」です。

突然のリストラ・転勤・転属、ひきこもり・コミュ障、、、、、
いろんな現代の問題を、笑いながら明るく解決できる方法が、
ここに「ある」!
ような

すでにDVDも発売済み。
映画『引越し大名』(実話)、お勧めです。

『引っ越し大名』は実話 1万2千㎞の引越し!? 13億円×7回?!(原作小説は『引越し大名三千里』)

2019年の映画『引越し大名』は、江戸時代の実話だそう。

『引っ越し大名三千里』という、土橋章宏の時代小説。
映画『超高速!参勤交代』『超高速!参勤交代リターンズ』の原作者でもあるので、
かなり独特な目線の時代劇になるだろうと、
『引越し大名!』にも、期待大でした。

もちろん、はじめに目を惹かれたのは、
主演星野源他、超超超豪華なキャスト陣にでしたが、
まあ、その映画のおもしろいこと、おもしろいこと。
しかもこの『引越し大名!』実話だというのだから、
コメディ好き、星野源フアン、高橋一生フアン、向井理フアン、松重豊フアン、、、
ばかりでなく、歴史大好きさんにも、ピタリとはまります。

「引越し」する大名。
つまり「国替」する大名家のことを描いています。

参勤交代くらいは知っていましたが、
江戸時代の大名は、このほかにも、幕府の意向で、
ぽんぽんあちこちに飛ばされたそうな。

参勤交代の様子を学ぶと、これは藩の財政にとってどれほどダメージか。

しかし、国替は、参勤交代の比ではないです。
参勤交代が、家半分引っ越す単身赴任的なものなら、
国替は、領地ごとまるまる引っ越すわけです。
しかも、
住んでいた城や屋敷は、障子や掛け軸に至るまで元通りに修復しなくてはいけないそうで、
藩の財政にとっては、甚大な出費、潰れてしまうかもしれない程のダメージです。

国替は、どうやら、参勤交代同様、
大名の力をそぐために行われたようで、
国替えよって財政破綻し、潰れた大名も多数いるとのこと。
つまりは、壮大ないやがらせ、いじめだった、とも言えるわけです。

その国替を、父の代から生涯7回もさせられた大名がいるというのです。
『引越し大名三千里』というタイトルがオーバーでなければ、ざっと1万2千㎞。
地球1/4周分を、何百人が家財一式もって徒歩で移動って!?

その国替させられた大名こそが、映画『引越し大名!』原作『引越し大名三千里』の主人公で?ある
片桐春之介(かたぎり はるのすけ)の主君、松平直矩(まつだいらなおのり)。
驚くなかれ、実在の人物です。

国替にかかる費用は、一回につき大体10000両とのこと。
現在に換算すると、1両=13万円だから、、、、1300000000円。
?!?! 13億円!!! しかも7回。

*松平直矩は、父親・直基の代の記録は4回だそう。
「越前勝山藩3万石→越前大野藩5万石→山形藩15万石→姫路藩15万石」
石高は増えるったって、山形から兵庫ってどういうこと?!(怒)

この理不尽な国替の、一切を取り仕切るのが「引越し奉行」。
この映画『引越し大名!』の主人公、下級武士で引きこもりがちコミュ障の片桐春之介。

史実に下級武士の存在や仕事ぶりは記録されないので、この名は史実にないそうですが、
限りなく実在に近い、架空の人物だと思われます。

『引っ越し大名』は実話 1万2千㎞の引越し!? 13億円×4回?!とりしきるのはコミュ障の下級役人(=主演=星野源)

江戸末期と現在とは、たぶんすごく似ています。
日本の歴史上初めて戦争がなくなった江戸時代。
農業も、文化も、経済も、人口もどんどん伸びた江戸前期。
けれど後期に差し掛かると、独裁徳川家安泰のためにとられた数々の方策が
人々の発想や意欲の蓋となっていますから、飽和状態を生み、停滞し、衰退し始めます。
戦後、高度経済成長期を経た現在の日本と酷似しています。

こうした社会では引きこもりが増えるらしく、(武家の次男以降邪魔者扱い)
『引越し大名!』の主人公片桐春之介がまさにそのタイプ。
書庫番をいいことに、一日のほとんどを書庫の中で、本に埋もれて過ごしています。

しかし、この手の人は本来力のある人で、
しかも欲がないので、
お家のため(会社のため、社会のため)になら、
やらされて、磨かれて、力を発揮できるタイプなのだそうです。(原作者土橋章宏分析)

 

『引越し大名!』では、その通り、
無理難題を押し付けられたコミュ障の主人公は、
豊富な知識と、情報整理能力、緻密な計算とプログラミング能力、人から支えられる能力?を
遺憾なく伸ばし、見事、藩の大事業をやり遂げるのです。

この物語『引越し大名!』は、
壮大なプロジェクト敢行物語・達成物語というより、
ひきこもり青年の才能開花と成長物語という気がします。

さわやかに、感動します。

映画『引っ越し大名!』なんと実話!あらすじ紹介ネタバレあり ちなみに原作者、どんな人?

映画『引越し大名』。
すでに、ネタバレありのあらすじを書いてしまった気がしますが(すみません)
改めて、あらすじを公式サイトから、引用します。

引きこもりでコミュ障気味だった主人公が“引っ越し奉行”という大役を押し付けられ、悩みながらも創意工夫をこらし様々な難題を突破し成長してゆく姿には、やってみること、やり遂げることの大切さがメッセージとして込められている。また、若い世代が古い世代を、自分たちのやり方で駆逐する物語でもある。

江戸時代を舞台に、今も変わら人間の心理描写をするのは
原作者土橋章宏いわく、とても書きやすいのだそうですがみ、
彼は無類の物語好きで、高校生のころから趣味でシナリオを書いていたそう。

1969年生まれ。日立製作所勤務からWEB会社を起業したそうで、
起業と同時に、シナリオコンクールに応募し始め現在に至る、というちょっと変わった経歴のお方。

時代劇の新しいジャンルを切り拓いた。

と称されていました。

なお、映画『引越し大名!』はミュージカル仕立てでもあります。
劇中の引越し歌等の振付は野村萬斎が担当しているとのことです。

更には、

巨大な槍を振り回す高橋一生を中心としたド迫力の大立ち回りが展開されるバトルアクション、風光明媚な風景を次々と移りゆくロードムービーテイスト

『引越し大名!』公式サイトより

も楽しめる、というお得な映画です。

 

『引越し大名!』(実話)はキャスト多彩!!絢爛豪華 マッチョ高橋一生が観られます!!

いったい、ギャラ総額はいくら?

そう聞きたくなってしまう豪華なキャストです。

列挙します。驚いてください。

星野源・高橋一生・及川光博・松重豊・西村まさ彦・山内圭哉・正名僕蔵・濱田岳・松岡広大・小澤征悦・飯尾和樹・高畑充希・鳥越壮真・大久保祥太郎・荒木飛羽・富田靖子・岡山天音・都丸紗也華・丘みどり(特別出演)・ピエール瀧・中村靖日・矢野聖人・斉藤暁・向井理(友情出演)
ナレーション立川志らく

です。

なお、主題歌は奥田民生率いるユニコーン。

 

『引っ越し大名!』 (実話) はロケ地も気になる! 三千里のロードムービーテイスト

映画『引越し大名!』は、実話に基づく時代小説『引越し大名三千里』が原作。
当然ながら、「引越し」中の江戸時代の道中は風光明媚にちがいありません。

気になるロケ地を列挙します。ブログ「パパママハック」で知りました。(ありがとうございます)

姫路城(兵庫県姫路市)
慶野松原(淡路島)
屏風岩(京都府京丹後市)
伊賀上野城(三重県伊賀市)
彦根城(滋賀県彦根市)
畑の棚田(滋賀県高島市)
京都太秦・松竹撮影所(京都府京都市)

 

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②紙の書籍 角川文庫・ハルキ文庫

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