エリザベート映画化!上映館・あらすじ・配信の有無・キャストなど一挙ご紹介!『エリザベート1878』

「エリザベート」というワード、よく耳にします。

宝塚ファンの方なら当然。
また、人気沸騰中の日本ミュージカル界の魅力にはまっている方々も、
「エリザベート」と言えば、あの人ね、と
美貌の皇妃を思い浮かべることと思います。

数あるヨーロッパ宮廷の中でも、最も美しいと伝説に残る女性「エリザベート」。

エリザベートが、新たに映画になって
スクリーンを躍動します。

エリザベート映画『エリザベート1878』
日本上陸です。

エリザベート映画化!!上映館は?『エリザベート1878』

エリザベート。
美貌ゆえに歴史に名を遺すエリザベートが映画になります!

日本では宝塚のミュージカルで一躍有名になった
オーストリアの皇妃エリザベートです。

また、2022年から2023年にかけては、
帝劇ミュージカルとして、
井上芳雄・山崎育三郎・古川雄大が主役の「死=トート」を演じる『エリザベート』が、
大きく話題になっています。(日本ミュージカル界の三大プリンス!!)
無論、死そのものという存在トートの、愛憎の対象がエリザベートです。

ヨーロッパ1と言われたその美貌ゆえに
SNSもない19世紀に、世界中からその動向を注目されていた人物「エリザベート」。
1955年ごろには、三本もの長編映画としても描かれています。

また、ドイツ発のNetflixのドラマシリーズ『皇妃エリザベート』(22)も好評を博し、
シーズン2の制作も発表されるなど、ますます注目が高まっています。

そのエリザベートの、
40歳の一年間が映画になりました。
『エリザベート1878』です。

すでに、第75回のカンヌ映画祭では「ある視点」部門で賞を獲得し、
第95回アカデミー賞では国際長編映画賞ショートリストのオーストリア代表作品となっている
『エリザベート1878』。
満を持して、
2023.8.25、日本でも公開されます。

残念なことに、「全国一斉ロードショウ」とは銘打たれていなくて、
調べたところでは、
ル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町の二館は確実に上映とわかっただけです。

前売り券や特別鑑賞券も、
ル・シネマ 渋谷宮下では購入できますし、
オンラインでも、ル・シネマ 渋谷宮下上映分は購入できるようです。

加えて、
イオンシネマの茨城・座間・春日部・新潟西・太田では上映予定がある模様。
つまり、イオンシネマさんが、徐々に全国上映してくれるかもしれません!
さっそく最寄りのお気に入り劇場とイオンシネマにはリクエストを入れようと思います。

 

参考までに、ル・シネマ 渋谷宮下で鑑賞できる方は、
*「先売りチケット」販売場所:ル・シネマ 渋谷宮下チケットカウンター(1F)、販売期間:ご鑑賞日の2日前から
*「オンラインチケット」販売場所:MY Bunkamura(インターネット)、販売期間:ご鑑賞日の2日前から各回の上映開始30分前まで
だそうです。

 

エリザベート(映画)あらすじは?『エリザベート1878』セミドキュメンタリー

さて、エリザベート映画『エリザベート1878』は、
原題が『Corsage』。
胸に付ける花飾り、あのアクセサリーのことです。

1878年 ヨーロッパ宮廷一の美貌の皇妃エリザベート、40歳。ヴィッキー・クリープスが刷新する大胆で、挑発的なエリザベートの知られざる心の軌跡。

『エリザベート1878』公式HPには、上記のようなコピーがありました。

メインビジュアルは主演のエリザベート=ヴィッキー・クリープス が、
中指を立て、挑発的にカメラを睨み据えています。

この、コピーとメインビジュアルだけで、
このエリザベート映画『エリザベート1878』がt何を描き訴えようとしたかがわかる気がします。

この作品は主役エリザベートを演じ、自身も監督・脚本家であるヴィッキー・クリープスが、
たっての願いで依頼したオーストリア映画界の気鋭マリー・クロイツァー。
その女性監督マリー・クロイツァー自身が脚本から作り上げた作品なのです。

監督・脚本のマリー・クロイツァーは、
脚本を書く過程で、エリザベートをリサーチしてエリザベートを今描く意義を強く感じたそうです。

「エリザベートが苦しまなければならなかった世間からの期待の多くは、今日も女性に課され続けています。美しいということは、未だに最も重要で価値のある女性の特質とみなされているのです。」

こう語るマリー・クロイツァーは、
折れてしまいそうなほど細い腰・透けるような白い肌・輝く長い髪で、男性に従順たれと、
それこそ女性の美しさだと、そしてその象徴があなた(エリザベート)だと、
求められ続けたエリザベートの、
コルセットに締め付けられ続けた前半生と
コルセットを脱ぎ去って、自らの力で自らの自由を勝ち取り解放した姿を描くのです。

求められる美しさの熟爛期、40歳。
この40歳の一年を描き、エリザベート自身の選択を描くことに意味があったと思います。

誰かのCorsage(コサージュ)に過ぎない人生は放棄です。
自分自身、エリザベート自身を生きる人生の始まりです。

これまで、だれも描いてこなかった
19世紀の美貌の皇妃エリザベートの、その素顔が描かれるのです。

改めてあらすじを公式HPからご紹介します。

ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われたオーストリア皇妃エリザベート。1877年のクリスマス・イヴに40歳の誕生日を迎えた彼女は、コルセットをきつく締め、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務にますます窮屈さを覚えていく。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日々のような刺激を求めて、イングランドやバイエルンを旅し、かつての恋人や古い友人を訪ねる中、誇張された自身のイメージに反抗し、プライドを取り戻すために思いついたある計画とは――。

『エリザベート1878』公式HPより

 

 

エリザベート(映画)キャストは?『エリザベート1878』を企画したのはだれ?

主役エリザベートにはヴィッキー・クリープス。
どんな俳優さんかと調べますと、
2017年の『ファントム・スレッド』という作品で高評価を受け、
以来、欧米の映画界で引っ張りだこだったよう。
出演作品に、2021年『ベルイマン島にて』があるのを見つけて
「あー、あの監督夫婦の奥さんの方かー」とわかった次第。
主役を演じた2016年『We Used to be Cool(英題)』で、
その監督マリー・クロイツァーと出会ったヴィッキー・クリープス。
その作品のすばらしさに感動するとともに、監督マリー・クロイツァーにほれ込んだと言います。
本作『エリザベート1878』を着想したのは
『エリザベート1878』で主役を演じたヴィッキー・クリープス自身だそうで、
監督・脚本はマリー・クロイツァーしかいないと思ったそうです。
頼まれたマリー・クロイツァーも、
エリザベートについてリサーチすればするほど、
ルッキズムに疲弊した現代人に、投げかけるべきテーマだと確信したのだと思います。
こうしてできた『エリザベート1878』のストーリー。
演じるのはエリザベート=ヴィッキー・クリープス以下
ロリアン・タイヒトマイスター、
カタリーナ・ローレンツ、
マヌエル・ルバイ、
フィネガン・オールドフィールド、
コリン・モーガン。
なお、
主役エリザベートを演じたヴィッキー・クリープスは、
本作『エリザベート1878』で2022年の第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の最優秀演技賞、ヨーロッパ映画賞の女優賞、シカゴ国際映画祭の最優秀演技賞を受賞しているそうです。

エリザベート(映画)配信はあるの? ミュージカル版は?

エリザベート映画版、特に『エリザベート1878』(2021制作)については、
残念ながらまだ配信はありません。
DVD化もまだのようです。

宝塚版ミュージカルの『エリザベート』は各種DVD化されて購入可能です。

帝劇版ミュージカル『エリザベート』は、全国公演の後にはDVD化されるかもしれません。

エリザベートに関する歴史や、これまで描かれてきたエリザベート像を知りたい方々は、
映画『プリンセスシシー(1955)』『若き皇妃エリザベート(1956)』『エリザベート3 運命の歳月(1957)』があります。
レンタルショップで入手可能だそうです。

 

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