『弱虫どもよ大志を抱け(映画)』公開です。
2023.3.23。
まずは全国20館です。
足立伸原作小説『弱虫日記』の映画化であるこの『弱虫どもよ大志を抱け(映画)』は、
足立紳自身の監督・脚本です。
「僕自身、勇気の持てない人生をかなり長く歩んできた。今もそう。わずか1ミリの勇気があれば、もしかすると人生が好転するかもしれないということは伝えたいし、自分自身にも言いたいという気持ちがあった」 (公式サイトより 足立紳監督のことば)
昭和の末期に少年時代を過ごした足立紳の、ノスタルジーと自己開示と、
私たちに贈るメッセージ。
あのころ子供だった大人たちと
昭和ノスタルジーをバズらせているZ世代のみなさんと、
小学生時代苦い思い出をもつすべてのあなたへ。
弱虫どもよ大志をいだけ!!!!
雑魚どもよ大志を抱け 映画 公開日 上映館 舞台挨拶
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』公開決定です。
2023.3.24.
そして、
ロケ地となった飛騨市では、2023.2.11、先行上映されました。
また、2023.3.7と3.8には大阪・東京の順に舞台挨拶付の先行上映も決まっています。
オーディションを勝ち抜いて主人公役を射止めた池川侑希弥(関西ジャニーズジュニアBoys be)も登壇予定。監督であり原作者の足立紳はもちろんのこと、
主人公の仲間を演じた6人の主要キャストの少年たちも登壇予定です。
公式サイトに載っていた舞台挨拶の日程を載せます。
【大阪】
<舞台挨拶①>■日程:3月7日(火)■会場:梅田ブルク7
■時間:15:00の回 上映終了後舞台挨拶
<舞台挨拶②>※16歳未満の方は保護者同伴に限り入場可能になります。
■日程:3月7日(火)■会場:梅田ブルク7
■時間:18:30の回 上映開始前舞台挨拶【東京】
<舞台挨拶①>※こちらの上映回にはマスコミ取材が入ります。
■日程:3月8日(水)■会場:丸の内TOEI
■時間:15:00の回 上映終了後舞台挨拶
<舞台挨拶②>■日程:3月8日(水)■会場:丸の内TOEI
■時間:19:00の回 上映開始前舞台挨拶≪各回共通≫■入場料:一律2,500円(税込)
2023.3.24からの上映館は以下の20館です。
1.北海道:サツゲキ
2.岩手:フォーラム盛岡
3.宮城:チネ・ラヴィータ
4.山形:フォーラム山形
5.福島:フォーラム福島
6.東京:丸の内TOEI
7.東京:新宿武蔵野館
8.栃木:小山シネマロブレ
9.群馬:シネマテークたかさき
10.長野:上田映劇
11.岐阜:CINEX
12.愛知:CINEX
13.京都:アップリンク京都
14.大阪:梅田ブルク7
15.大阪:なんばパークスシネマ
16.兵庫:シネ・リーブル神戸
17.広島:八丁座 壱・弐
18.福岡:KBCシネマ
19.大分:別府ブルーバード劇場
20.宮崎:宮崎キネマ館
このリストにない場合も、是非、最寄りの映画館にお問い合わせを!
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』 どんなあらすじ?
すべての弱虫たちに花束を!
少年時代の葛藤、勇気、そして旅立ち
公式サイトや映画紹介のサイトには、こんなキャッチコピーが並びます。
映画完成2022、ちょうど50歳になった監督:足立紳自身の自伝的小説『弱虫日記』を
足立紳自らが脚本と書きメガホンをとったという力の入れよう。
「プライドを獲得しようと必死にもがいている少年たち。その姿を今の世の中に問うてみたい」
そんな、強い思いがあっての『弱虫日記』映画版
『弱虫どもよ大志を抱け』です。
「映画監督として、脚本家として、小説家として、人間のみっともない部分を愛情を込めて描き続ける」と評される足立紳が、
なんと20年がかりで実現させた作品だそうです。
その足立紳念願の映画『弱虫どもよ大志を抱け』のあらすじをざっと書きます。
主人公:瞬は、地方の町の平凡な小学生。
中学受験のために学習塾に入れられそうなことが心配の種。
なぜって、気の合う仲間たちと、楽しく遊んでいたいのです。
「男の子」と呼んでふさわしい最後の一年小6。
イジメ・不良少年からの呼び出し・大人の都合・母の乳がん、、、
小6には抱えきれない問題を、7人はそれぞれ抱えている。
でも、7人で遊んでいるときは、ただただ楽しくて愉快で。
こんな日がずっと続けばいいのに、なんて考えないくらい当たり前なのです。
でも、あるとき、瞬は、
イジメを見て見ぬふりしてしまいます。
こわくて、恐ろしくて。
でもそのせいで、もっと辛いことがまっていました。
見て見ぬふり、がばれるのです。
卑怯で弱虫な自分の正体が、仲間たちにばれてしまうのです。
そのうえ、母の乳がんまで再発。
瞬の苦しい日々の始まりです。
そして、
そうなって初めて、生まれて初めて、
瞬は死に物狂いになります。
大切な仲間と自分の誇りを取り戻すために。
なんだか、こうして書いていても胸が痛くなります。
大人になった、今だって、
怖くて見過ごした不正がいくつあることか。
自己保身から、自分を偽って行動したことがいくつあることか。
この映画『弱虫どもよ大志を抱け』の男の子たちから、
弱虫な大人の私は、
「1ミリの勇気を」もらえるのかもしれません。
これから続くはずの大人の人生も、
苦しくて逃げずに進む勇気を1ミリ、もらえるかもしれないです。
大人の私も、旅立てる、かもです。
『弱虫どもよ大志を抱け(映画)』は、主題歌も素敵!映像は昭和レトロ満載!
インナージャーニーの書き下ろし『少年』です。
2019開催の10代限定フェス【未確認フェスティバル】の出場をきっかけに結成されたそう。
インナージャーニーのボーカル:カモシタサラが、
撮影現場にも足を運び、監督・キャストと交流の上作ったそうです。
この曲『弱虫どもよ大志を抱け』の主題歌『少年』は、湧いたそうです。
男の子たちを、観る私たちを勇気づける力強いメロディ、力強い歌詞の楽曲ができました。
本作のために主題歌「少年」を書き下ろしたのはZ世代の注目バンド、インナージャーニー。みずみずしいメロディーと歌詞が、青春映画の王道をいく爽やかなエンディングの余韻をいっそう強しくしてくれる。今の時代に伝えたい、高純度な笑いと涙と希望が詰まった名作が誕生した。
サモ・ハン・キンポー監督×ジャッキー・チェン主演の『サイクロンZ』(’88)
『あぶない刑事』(’87)、『またまたあぶない刑事』(’88)
8ミリビデオや1,000本のVHSビデオ
水銀式体温計
ヤンキー中学生
楽しいばかりではがない子供人生を生き抜いていきます。
人としての人生が、昭和を背景に、ごつごつ浮かび上がります。
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』 キャストは?池川侑希弥(関西ジャニーズJr.)がオーディションで主役に!
関西ジャニーズJr.内Boys beというグループの14歳(2009生まれ)、池川侑希弥が、
オーディションで主役を勝ち取りました。
オーデションの面接官となり、
原作小説『弱虫日記』についての感想や印象深いシーンについて、
受験者の少年たちに質問し、話し込んで選んだと言います。
足立紳曰く、
「言葉少なに、借りものでない言葉で語る。人間的な素直さやまっさらさを感じた。」そうだ。
アイドルを目指して下積み中ともいえる池川には、
すでに、劣等感に苛まれたり、小さな挫折といったものを味わっているのかもしれない、
そう思いました。
聞き及ぶ限り、
選ばれしも者が入るジャニーズJr.ですが、その中で、
グループを組織できること、デビューできることは、至難らしいです。
池川には、瞬の葛藤や信頼回復の真剣さがわかったのかもしれないのです。
『弱虫どもよ大志を抱け(映画)』で目撃しませんか。
このオーディションで、将来が楽しみな少年たち、少女たちがたくさん。
主なキャストの役柄と名前を以下に挙げます。
主人公。親友:隆造のグループナンバー2。実は小心な臆病者。弱虫な自分を変えたいと願うが一歩が踏み出せない。勉強は大嫌い。
2.村瀬隆造:田代輝(映画『CUBE』出演 2007生)
瞬の親友。ケンカに強くて人情に厚い、みんなをまとめる。父親がヤクザのため、大人からは偏見の目で見られる。母親とは別居。
3.戸梶元太(トカゲ):白石葵一(NHK朝ドラ『エール』出演 2010生)
宗教二世。いじめられっ子。吃音もある。気弱だが、隆造に影響されて勇気を奮い起こす。
4.星正太郎:松藤史恩(ドラマ『おやじキャンプ』出演 2008生)
メガネ。母子家庭でヤンキーの姉と3人暮らし。今の環境から抜け出すためには東大に入るしかないと思い、東大一直線。
5.西野聡:岩田奏(正真正銘芸能活動初!! 2008生)
隆造グループではないが同級生。瞬と同じ学習塾。大の映画好き。自宅のVHSコレクションは2000本。スピルバーグに憧れて映画監督を目指す。
6.玉島明:蒼井旬(『孤狼の血』鈴木亮平の子供時代 2007生)
隆造を一方的にライバル視。いじめっ子。地元の子供たちに怖れられるヤンキー“政ちゃん”の威を借る舎弟。カツアゲして上納している。
7.小林幸介:坂元愛登(映画『ある男』出演 2009生)
転校生。トレードマークはサングラス。エアガンを持ち歩きタバコをふかす。武闘派を気取るが実は日和見主義者。灰皿のことを“ザラハイ”と言う。
うわあ、画が浮かぶーー!
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』 ロケ地はどこ?撮影場所が知りたい!!
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』は、足立紳の自伝的小説『弱虫日記』の映画化です。
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』のポスターは、
鉄道を歩く少年たち。
往年のハリウッド映画、リバーフェニックス主演の『スタンバイミー』そのもの!
ジャニーズJr.池川侑希弥が、ブラッド・ピットに見えてきたりして。
ロケ地が非常に気になります!!
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』の監督・脚本家でもある足立紳の故郷は
鳥取県の田舎町だそう。
小学生時代を過ごしたその町を、タイムトリップしたかのように再現された町が、
岐阜県飛騨市にあったそうです。
ロケ地は主に飛騨市とのこと。
まさか港のシーンは他のところだったと思いますが、
トンネルのシーンや、鉄道を歩くシーン、学校、空き地は、
たぶん飛騨市のどあこかなんでしょうね。
つまり、昭和レトロを味わいたい方、昭和にノスタルジーを感じる方は、
行くべきでしょう。
飛騨市へ、聖地巡礼。
『雑魚どもよ大志を抱け(映画)』の原作小説『弱虫日記』、映画との違いは? 足立紳ってどんな人?2023後期朝ドラの脚本家!
『弱虫どもよ大志を抱け(映画)』は、
原作小説『弱虫日記』を書いた足立紳自身の監督・脚本です。
(講談社文庫になっているそう。)
しかも、自伝的要素たっぷりの小説だそうで、
まさに、
原作小説『弱虫日記』のエッセンス抽出の映画(『弱虫どもよ大志を抱け』)になったようです。
昭和の末期、鳥取の田舎町。小学6年生の高崎瞬と仲間たち。と、いじめっ子たち、大人たち。
誰もが、もがいて、転んで、立ち上がって、、やがて旅立って。
『弱虫どもよ大志を抱け(映画)』の原作小説『弱虫日記』、「読書メーター」よいうサイトの中で、こんな感想を見つけました。
まさに「男の子」である年頃を描いたストーリー。中学に入っちゃうともう「男の子」というよりも、「男子」になってしまうわけだから。全ての男性が懐かしくそして嘗ての楽しさに思いを馳せてしまうようなストーリー。環境でコロコロと友人関係もかわっちゃったりするんだけど、そこの関係が案外大人になってからも残り続けていたりするんだから不思議なものだ。もう勉強はしたくないけれど、この頃の別に何があるわけでもないが、ひたすら楽しかった毎日には戻りたいなあと思うことしきりだった。
『弱虫どもよ大志を抱け(映画)』の監督であり、原作小説『弱虫日記』の著者でもある足立紳。
どんな人なのかもきになりました。
足立紳は1972年鳥取県生まれ。脚本家・監督として、次のような作品があります。
『百円の恋』2015
『佐知とマユ』『14の夜』2016
『喜劇 愛妻物語』2019
『劇場版 アンダードッグ 前編 後編』2020
そして、2023後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本を担当します!!
ちなみに小説家としては『弱虫日記』の他、
『それでも俺は、妻としたい』『したいとか、したくないとかの話じゃない』などがあるそうです。
ところで、
これら足立紳の作品の共通点・特徴は?というと、
「ダメな人を、愛すべき存在として描く」ことだそう。
それは、この映画『弱虫どもよ大志を抱け』の、足立紳自身のコメントに明らかです。
この作品のシナリオを初めて書いたのはもう20年以上も前だ。なんとか映像化したいと思い、いろいろと動き回ったが実現には至らなかった。ぼんやりしている間にものすごいスピードで時代が変わり、いろいろなものの価値観も大きく変化した。価値観をアップデートできない人間はそれだけでもうダメだという空気も感じる。
人間は不完全だからこそ魅力的だと思い、そういう人間ばかり描いてきたつもりだが、それが通用しなくなってきていることもひしひしと感じる。不完全な人間を安易に魅力的だと言ってはいけない時代なのだと思う。それでも手元にあった、そういう人間ばかり出てくるこのシナリオを映像化したいとまだ思っていた。エゴでもあろうが、でもこのシナリオの中には、やっぱり人の大切な部分が描かれていると思えた。僕がとうの昔になくしてしまったプライドというものを、シナリオの中の子供たちは、必死に獲得しようともがいていた。そういう子供たちの姿を、今の世の中に問うてみたいと思った。そして、そんな登場人物たちに真摯に向き合って演じてくれた池川君、田代君、白石君、松藤君、岩田君、蒼井君、坂元君たち小学5年生から中学2年生の彼らの姿がとても眩しくて、撮影中、何度も目がくらんだ。公式サイト 足立紳コメントより
雑魚どもよ大志を抱け 東京国際映画祭 レッドカーペット
2022.10.24.東京国際映画祭に、この映画『弱虫どもよ大志を抱け』は出品されていたそう。
足立紳監督と池川をはじめ7人の少年たちが、
誇らしげにレッドカーペットを歩いていたそうです。
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