『パリタクシー』
フランス映画です。
笑って笑って、、、知らず、泣いてしまう
らしいです。
フランス映画、と言えば
何やら「おしゃれだが、難解で退廃的なラブストーリー」のイメージ。
まだ観ていない映画『パリタクシー』ですが、
調べてみたら、
これは、間違いなくおもしろそうで、がはがは笑えてしまいそう。
きっと、間違いなくわかってしまうだろう、泣いてしまうだろう、って思いました。
ストーリー、
キャスト、
そして、言ったこともない私でも知っているパリの美しい名所。
2023映画『パリタクシー』
イチオシかもしれません!
(2023はまだまだ続きますが、、、焦)
『パリタクシー』2023.4.7.公開の「笑って泣ける」と評判のフランス映画 あらすじは? シャルルとマドレーヌの「旅」の物語
謎のセレブ女性と「金なし休みなし免停寸前」のタクシー運転手、のコンビのお話。
演じるのは、
フランスの国民的シャンソン歌手とフランスを代表するコメディアン、のふたり。
リーヌ・ルノーとダニー・ブーン。
日本人に例えたら(見た感じでは)、
デヴィ婦人と大泉洋、といったところ。
このふたり、92歳のセレブ女性と定年間近のタクシー運転手が、
パリの東端から西の端まで横断する「旅」のお話。
パリは、大体大阪市の半分くらいの広さ。
森林部分を除けば、市街地部分は山手線の内側に収まるくらいの広さだそう。
(直径10㎞ほどの円)
その距離20kmはない?渋滞してても1時間程度?
「旅」とは。
「金なし暇なし免停寸前」だというタクシー運転手は、家族にも見放され、イライラ状態。
賃金は安いは、渋滞だらけだは、客は鼻持ちならないやつばかりだはと、パリにうんざりしている。
そんな運転手シャルルが呼ばれたのは、パリの東はずれブリ・シェル・マルヌ。
かつてパリの富豪たちの別荘地だった閑静な住宅地。
イメージ通りの鼻持ちならない高齢の女性。
目的地を訪ねたら、クルブヴォアだと?
「西のはずれじゃねえか!」
と怒鳴ったシャルルに、セレブマドレーヌは涼しい顔で、食い気味に言い返します。
「隣に行くなら呼ばないわ」
マドレーヌのユーモアのセンスったら!!
ふたりのやりとりは、終始マドレーヌのユーモアと名言で決着がつきます。
マドレーヌからは、注文がひとつ。
「寄り道をしてくださらない?」
パリの名所を巡る「旅」が始まります。
ひとつひとつの名所は、実はどれも、マドレーヌの人生の岐路となった場所。
シャルルとマドレーヌは、
運転手と客でなく、
「旅」の道連れとなるのです。
名所をひとつ立ち寄るたびに明らかになる、
驚くばかりのマドレーヌの人生。
(訪れる9つの名所の中には、裁判所も含まれています。)
そして教訓に満ちた言葉。そのひとつ
「微笑むたびに、人は若返るのよ」
貧しさからの脱出、女性の権利を巡る闘い、尊厳死。
マドレーヌの人生から、いえ、マドレーヌの生き方から、
シャルルは、自分の人生で大切にすべきことに気づいていきます。
「旅」の終わりは、
マドレーヌがこれから入る老人ホーム。
ひとりで暮らす邸宅の階段から落ちて、長い入院生活を送った末、
マドレーヌは老人ホームに入ることを選んでいたのでした。
シャルルとマドレーヌの
ラストシーンの笑顔と空気を
スクリーン越しにでも、感じ満たされたい、と思いました。
『パリタクシー』映画のロケ地は? フランスの観光名所続々 夜景も!
映画『パリタクシー』の
シャルルとマドレーヌの20km足らずの「旅」は、
世界中の人を魅了して止まないパリの名所群が、その舞台であり、ロケ地です。
スタート・ゴールを含め、11か所のロケ地=観光名所を一挙ご紹介します。
シャルルとマドレーヌが立ち寄った順です。
1.ブリ・シェル・マルヌ
マドレーヌの自宅がある。パリ中心から12kmくらい。 かつては裕福なパリ市民の別荘地。今は閑静な住宅街。
2.ヴァンセンヌ
12区(パリ市街南東部のはずれ)。マドレーヌが生まれ育った町。ヴァンセンヌの森がある。ブローニュの森とともに「パリの肺」。ヴァンセンヌ城、動物園、競馬場、花公園、湖。市民の憩いの場。
3.パルマンティエ大通り
母が働く劇場があった大通り(10~11区)。地下鉄パルマンティエ駅周辺は若者に人気のエリア。
4.アルコル橋
マドレーヌとシャルルが一服する橋。パリ市庁舎とシテ島を結ぶ鉄橋。1944年パリ解放時、自由フランス軍の戦車が通った。
5.コンシェルジュリー
かつての牢獄。マリー・アントワネットが投獄されたことで知られる。
6.パレ・ド・ジュスティ
若きマドレーヌが裁かれた裁判所。現在もフランスの最高裁判所。世界遺産「パリのセーヌ河岸」の一部。
7.エッフェル塔
パリのシンボル。1889年のパリ万国博覧会の際に建設された鉄骨記念建造物。高さは約300m。
8.シャンゼリゼ大通り
マドレーヌとシャルルがアイスを食べたパリで最も美しいと呼ばれる大通り。凱旋門から伸びる全長2kmほどの美しい並木が続く。クリスマスの華やかなイルミネーションも有名。
9.ヴァンドーム広場
シャルルが娘とのドライブでイルミネーションを見せた広場。中央の円柱の頂上にはナポレオン像。高級ブランドショップや宝飾店、ホテルが並ぶ。
10.マレシャン・ジュアン広場
マドレーヌとシャルルがディナーをするレストラン(17区)。パリ有数の高級住宅地。
11.クルブヴォア
老人ホームがあるイル=ド・フランスの街。パリ中心から8kmほど。南にはビジネス街「ラ・デファンス」地区。
映画『パリタクシー』の上映館は?その他作品情報も
映画『パリタクシー』、
2023.4.7全国一斉公開!
とは言うものの、2023.4.7から上映する映画館は、全国で26館のみ。
反響が飛び交えば、きっと、きっと、追いかけ上映があるに違いありません!
是非、各種SNSでのリクエストお願いします。
では2023.4.7.上映の映画館25館を載せます。
1.北海道 札幌シネマフロンティア
2.宮城 MOVIX仙台
3.埼玉 MOVIXさいたま
4.千葉 MOVIX柏の葉
5.東京 角川シネマ有楽町
6.東京 新宿ピカデリー
7.東京 イオンシネマ板橋
8.東京 アップリンク吉祥寺
9.東京 MOVIX昭島
10.神奈川 横浜ブルク13
11.神奈川 川崎チネチッタ
12.神奈川 MOVIX橋本
13.茨城 MOVIXつくば
14.栃木 MOVIX宇都宮
15.群馬 MOVIX伊勢崎
16.愛知 ミッドランドスクエア シネマ
17.愛知 MOVIX三好
18.京都 MOVIX京都
20.大阪 大阪ステーションシティシネマ
21.大阪 なんばパークスシネマ
22.兵庫 kino cinema 神戸国際
23.鳥取 MOVIX日吉津
24.山口 MOVIX周南
25.福岡 KBCシネマ
26.熊本 熊本ピカデリー
私は、せっせと、
地元映画館に「問い合わせ」という形で、『パリタクシー』をアピールしようと思います。
この方法で、2か月遅れの上映を勝ち取ったことがあります。
偶然?
映画『パリタクシー』はキャストがすごい!!「デヴィ婦人と大泉洋」感 フランスの 国民的シャンソン歌手と人気№1コメディアン
公式サイトや映画情報誌のキャスト欄には、ふたりの名前しかないです。
セレブマダム:マドレーヌ役リーヌ・ルノー。
タクシー運転手:シャルル役ダニー・ブーン。
ふたりとも、フランスを代表する俳優です。
ふたりについて、経歴を調べてみました。
■リーヌ・ルノー:タクシー運転手を翻弄し、パリ横断の旅に突き合わせるセレブ、マドレーヌ役
1928年7月2日生まれ。幼い頃から歌が好きで、祖母のカフェで歌っていたと言います。
17歳でオーディションに合格し、パリでスターに。
ですが、27歳ではアメリカに渡り、50歳でパリへ戻ると今度は舞台女優として活躍するようになります。TVや映画にも出演。『女はみんな生きている』(01)などでセザール賞助演女優賞に3度ノミネートされるほどの実力に。
けれど、なぜかその後30年もの間沈黙していたそう。
それが、突如82歳2010年、アルバム“Rue Washington”をリリース。この年、自身初のコンサートを開催したそうです。興味を惹かれたのは、彼女の歌手・女優としての顔でなく、社会運動家としての彼女です。
1980年代には、エイズ撲滅を訴えて、2000万フランもの資金を集め、貢献したそうです。
その後、尊厳死権利協会員としても貢献。2022年、フランスの最高勲章を授与されています。
まるで、シャルルの人生を地で生きたよう。
100分という映画の中で、一人の女性の92年間を語りだけで描ける人なのだ、と実感しています。
■ダニー・ブーン:貧乏暇なしで家族にも見放されているタクシー運転手、シャルル役。
1966年6月26日生まれ。幼いころから舞台俳優に憧れていたそう。
でも、なぜか学んだのは造形美術。パリを拠点に活動中、コメディアンとしての才能を買われてテレビ番組に出演するようになったそうです。
28歳で映画デビュー。50歳でセザール賞(観客動員数トップに与えられる賞)を受賞。助演男優賞にノミネートされたことも。
映画監督、脚本、舞台などマルチに活躍するコメディアンで、国民的な人気と実力を兼ね備えた俳優さんのようです。
天賦のコメディアンなのでしょうね。芸術家としての活動中に見いだされて、そのままトップスターになるなんて。きっと、人懐こくて、人を笑わせるのが大好きな人なのだろうと、予告編の短い映像からもわかる気がしました。
ついでにスタッフも有名な方々だそうです。
「美しいパリを、美しく撮ることで有名だ」という撮影監督、ピエール・コットロー。
スターウォーズシリーズを手掛けたジョン・ウイリアムスに出会って映画音楽を始めた、という音楽担当フィリップ・ロンビ。パリの名所にぴったりなエレガントなBGMだそう。そうそう、「ダイナ・ワシントン、エタ・ジェイムズのメローな曲がいい」って書きこみもツイッターにありました。
そして、この作品、映画『パリタクシー』生みの親ともいうべき、監督・脚本・プロヂューサーのクリスチャン・カリオン。
美しく壮大な映像と、壮麗な音楽。
これぞ映画の醍醐味!
映画『パリタクシー』でリアルに気になるタクシー料金 「アプリの利用で予約が便利」らしいパリのタクシー事情
「さほど広くないパリ市内はタクシー利用が便利」という記事を見つけましたが、
渋滞がめちゃめちゃ多い、ということで、地下鉄の方がいいのかな、なんて、自分が旅行する気分で調べてみました。
狭いとはいえ、
昼過ぎに乗車して、夜をまたぎ、次の日までなので10時間くらい?
貸し切りだし、
セレブだから大丈夫だろう、とも思いましたが、やけに料金が気になりました。
①事前予約していただろうから、7€=1050円
②貸し切り、平日、深夜帯含む、ということで、平均40€×10時間=400€=60000円
合計61050円。推定ですが。
うーん、安いのか高いのか。
「パリのタクシーは良心的だ」とも書いてあったので、10時間拘束なら安いのでしょうか。
マドレーヌの人生を辿る「旅」を、
マドレーヌの話付きで、
シャルルとの掛け合いを楽しみながら満喫できるなら、
こりゃ、安いよね。
いやいや、わが身に振り返れば、たか~~~い!!!
61050円の旅を、1100円で鑑賞出来たら、これは安い!!映画館、映画館、と。
(あ、待てよ。チップもある!)
(マドレーヌはディナーもごちそうしてる。100000円は超えていそう、、、、高い。)
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